常念〜槍〜西鎌縦走

年月2026年7月
期間二泊三日
登った山常念岳(2,857m)横通岳(2,767m)
東天井岳(2,814m)大天井岳(2,922m)
赤岩岳(2,769m)西岳(2,758m)
赤沢山(2,671m)槍ヶ岳(3,180m)
樅沢岳(2,755m)
行程行き竹橋(夜行バス)烏川渓谷緑地
登山・烏川渓谷緑地(1:05)一の沢登山口(3:30)常念小屋(1:15)常念岳(0:40)常念小屋(1:05)横通岳(1:10)東天井岳(1:10)大天荘(0:10)大天井岳(0:10)大天荘<泊>
・大天荘(0:20)大天井ヒュッテ(1:00)赤岩岳分岐(0:30)赤岩岳(0:55)西岳(0:10)ヒュッテ西岳(0:50)赤沢山(0:50)ヒュッテ西岳(0:45)水俣乗越(1:40)ヒュッテ大槍(1:15)槍ヶ岳山荘<泊>
・槍ヶ岳山荘(0:45)槍ヶ岳(0:30)槍ヶ岳山荘(0:30)千丈乗越(1:30)硫黄乗越(1:00)樅沢岳(0:20)双六小屋(0:45)弓折乗越(0:25)鏡平山荘(1:20)小池新道入口(1:00)新穂高温泉
帰り新穂高温泉(バス)高山駅(高速バス)名古屋(新幹線)新横浜
タイム26時間35分(コースタイム33時間25分)
同行者なし
宿泊 大天荘/槍ヶ岳山荘
天候
温泉 新穂高温泉(奥飛騨の湯)
コメント 主に百高山を踏む目的で、東鎌尾根・西鎌尾根を絡めての二泊三日縦走に行ってきました。今年は毎日あるぺん号は1回のみの予定ですが、まあそれなりに眠れたと思います。一の沢の登山口は林道が崩壊しており復旧工事中ということもあって、毎日あるぺん号は烏川渓谷緑地という登山口より1時間も下の場所で降ろされました。細かく確認していなかったのですが、ここで下りたのは他に1名のみで、さもありなんと思った次第。タクシーであれば30分くらい先まで入ってくれるらしいです。ともかく準備して車道を延々と歩いて一の沢登山口へ(途中の復旧現場では迂回路がありました)。登山道はしっかりしていますが、取りつきまではかなり長く、常念乗越までの胸突八丁は相当きつくて休み休み登りました。
常念乗越は9:30頃到着したので、常念岳も登っておくかとピストンしましたが、いやはやこんなにキツかったっけ、と登りながら思いました。山頂まで1時間半近く掛かってしまい、それでも山頂の景色はまずまず。常念乗越に戻って大天井岳方面を目指します。このルート上には横通岳と東天井岳の百高山2座があるのですが、いずれも稜線を外しているので前回(と言っても25年前)はスルーしていたもの。今回はこの2座を踏む目的で一の沢スタートにしたのでした。横通岳は尾根道の分岐の踏み跡があり、淡々と辿れば山頂。東天井岳は肩から軽くピストンで山頂。実は百高山は狙っている人がそれなりにはいるらしく、横通岳の山頂と北側の分岐でそれぞれ1名会って情報交換しました。大天荘着は15時半。6年前に来たときとほとんど様子は変わっていませんでした。荷物を置いて大天井岳をピストンしてこの日は終了です。余談ですが、一の沢からの登り中に右下の奥歯が外れてしまい、以後3日間左で噛むようにするなど人知れず苦労したのでした。

 2日目は東鎌尾根を辿りました。大天井ヒュッテから先、赤岩岳については喜作新道が山頂を巻いているとのことでしたので、過去の記録から地図上の取りつき点だけを確認し、そこからルートを外れて登っていくという前日の横通岳のようなイメージだったのですが、実際に行ってみるとかなりの急傾斜の尾根が見えました。かなりキツそうなので、「あれを登るなら少し手前のこの辺から取り付いて稜線に上がり、そこから山頂まで行く方がいいのでは?」と思い、実際に手前の草付き斜面はそれなりに登れそうだったのでやってみることにしました。しかし、30mほどよじ登って稜線まで行くとハイマツの密藪。回避するように少し下をトラバースし、岩場に取り付いて進んでみると・・・。どうもナイフリッジの岩場が脆く、この先が安全に進めそうにないなと思いました。結局、引き返すことにして、登ってきた草付きの斜面を苦労して下りました。ルートを外れて格闘している様子はかなり異様に見えたらしく、追い抜いていた韓国人登山者に「Are you OK?」と声を掛けられるくらい。何とか登山道に復帰し、急斜面の取り付き点から登ろうと準備していると、向こうから女性の登山者が1人来て「赤岩岳の取りつきってここですかね?」と聞かれました。これから登ろうと思っているということで、2人で登り始めましたが、張り出している灌木の枝をつかみつつでないと上に上がれないくらいの傾斜なので、10mほど登ったところでそのヒトはギブアップして先に下りてしまいました。私はそのまま木の枝を掴んで登り続け、三角点のある山頂まで。途中にザレた部分があり、「下りでここに足を置いても踏ん張れないで滑り落ちそうだな」と思ったので、灌木のある藪の中に無理やり足を置きつつ慎重に下りました。トラロープの1本でもあれば少しは登りやすいのに。。ともかく百高山のピークは無事踏めました。
 西岳ヒュッテに着く手前に西岳の分岐標識があったので、荷物をデポして山頂を往復、赤沢山については@ヒュッテ西岳のテン場の一番奥からハイマツ沿いに下るA途中で左の踏み跡ではなく右の木のトンネルを潜る、という2つの情報だけ仕入れた状態で出発。テン場の端から最初下る方向を間違えたほかは、問題なく進めました。リボンやロープもそこそこついていて、迷うことはなかったのですが、「一旦下って、登り返したら山頂」という認識は正しくなく、「登り返したらトラバースし、その先で稜線に上がったらハイマツ漕ぎと岩場を交互にこなして一番奥まで行く」という感じでした。山頂には三角点と山頂標がありました。帰りに1名すれ違いましたが、ここは本当に百高山ハンターしか来なさそうです。西岳ヒュッテでコーラを買い、少し休憩してから先を目指します。
 水俣乗越から先はハシゴの多いタフな区間が延々続いてなかなかにハードでした。ヒュッテ大槍のあたりからガスになり、真っ白な中稜線を進みますが、この岩場がまたハード。何とか15時より前に槍ヶ岳山荘に到着しましたが、このガスでは穂先は無理だなということで翌日回し。「たくさん作ったのでまだあります」という槍ヶ岳山荘のプリンを頂きました。槍ヶ岳山荘は4年ぶりですが、夕食がビュッフェになっていたことと、充電コーナーが広くなって2階に移動したことが大きな変化ですかね(モバイルバッテリーの充電・使用は大天荘もここもダメ)。私の割り当てらてた部屋は笠ヶ岳でしたが、定員の半分だけしか入らなかったのでのんびり寝られました。

 3日目の未明から槍の穂先に登りました。非常に混雑していて1時間以上かかり朝食にありつけませんでしたが、ご来光が拝めて満足。西鎌尾根を辿ります。結局山頂を踏んだのは樅沢岳のみですが、これが最後の目的の百高山。双六小屋でコーヒー(ケーキ売り切れ)、鏡平小屋でかき氷を食べつつ好天の中を新穂高温泉まで下山しました。奥飛騨の湯で汗を流したあと、高山駅行きのバスと名古屋行きの高速バスを乗り継いで、名古屋からは新幹線で帰りました。